はりきゅう処 群青

症例紹介

頭の中から引っ張られるような痛みの頭痛

来院
2022年 2月
患者
20代 女性
主訴

大学卒業後飲食店へ就職した。

全国を転勤する仕事で自分より年上のパートやアルバイトの方を指導する立場にあり心労で体調を崩し退職した。

その後体調も良くなり住宅メーカーに就職した。

転勤も無く仕事も面白く人間関係も良好で順調な毎日を送っているつもりでいたが徐々に朝起きれなくなり毎日頭痛がする。

接客中に呼吸が苦しくなり過呼吸で倒れ救急車で運ばれ、その後心療内科を紹介され『うつ病』と診断された。

定期的に診察にも行き薬もきちんと飲んでいるが朝と夜が逆転し朝起きれなく頭痛も変わらず続き、診断書を書いてもらい休職している。

頭痛がする場所はいつも違うが頭の中から何かに引っ張られるような耐え難い痛みがずっと続く。

ロキソニンも毎日飲んでいるが最近は効かない気がする。

施術

【通院回数】18回

【通院間隔】週に1回~月に1回

【施術】右の後頭部から肩甲骨にかけて緊張が強い

手足が冷たくお腹も冷えがきつい

特に後頭部は触ることも出来ない程硬く張っておりまずは後頭部と首を緩めるようにした。

毎回お腹と腰に塩灸をして温め三陰交や血海もお灸で対応した。

5年前に比べ10㎏も体重が減ったとのことで胃腸の調子も整え食欲が出るようにした。

最初の2か月は週に1回来院されたが施術後は楽になるものの1週間たつ頃には身体の緊張と頭痛が出てくる。

2か月過ぎたころから頭痛が無くなり緩みの継続も急によくなった。

お灸の温かさを気に入っていただけたようで自宅でもお灸しています。

 

治療後

心療内科でも回復してますねと言っていただけたようでうれしいです。

身体の緊張が増して来たら施術の予約をいただきます。

今は月に1回程度の施術です。

その他

体調はかなり良くなりましたが現在もまだ休職中です。

ご本人は早く復職したいようですが掛かりつけの心療内科の先生とよく相談してくださいとお伝えしています。

焦りは禁物ですね!とご納得いただけてるようで安心です。

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