はりきゅう処 群青

症例紹介

夫の介護が始まったあたりから夜眠れない

来院
2022年3月
患者
60代 女性
主訴

夫が認知症と診断された。

きっかけは夜中にトイレと間違えて台所におしっこをしたことだった。

毎晩お酒を飲んでいたため酔っていたのかと思ったがその後何回か続き気になって病院を受診したところ初期の認知症だと言われた。

薬も飲み始めトイレを間違えることは殆ど無くなったが気になって夜中に何度も様子をうかがうため目が覚めていた。

現在は誤嚥性肺炎で入院しており夜中に気にすることも無いはずなのに何度も目が覚める。

眠りにつく前に「今日も何度も間が覚めたらどうしよう?」と思い出すと全く眠気が襲って来なく朝まで眠れない時もある。

夫が退院してくるまでに眠れるようになっていようと来院された。

施術

【通院回数】8回

【通院間隔】週に1回

【施術】身体の状態を確認すると頭皮と肩甲骨周り、ふくらはぎが硬く手首と顎関節に強い緊張が見られたため鍼とお灸で緩めた。

1回目後からふくらはぎの柔らかさが戻り足先まで暖かくなったのを実感した。

肩こりの自覚は無かったが4回目ごろから肩や首がとても楽になったと言われており、背中が緩んだあたりから夜中に目が覚める回数も減ってきた。

4回目以降は2回に1回美容鍼を入れ顔色が良くなることで気持ちも前向きになっていると言われている。

8回目終了のころは以前と同じくらい眠れるようになってきたが体調管理もあり月に1~2回継続中です。

治療後

お話を伺うと依然と同じくらい眠れてはいますが患者さんの「また眠れなくなったらどうしよう」と言う思いが強く寝る前に考え事を始めると寝付くまで時間が掛かる日もあるようです。

定期的に治療することで安心感があると言われています。

その他

身体の調子が少し良くなるとお顔のしわやたるみの方が気になり始めたようで気分転換もかねて美容鍼を間に入れています。

顔色が良くなると気分まで良くなるようで施術者側も嬉しいです。

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