- 来院
- 2021年 7月
- 患者
- 50代 女性
- 主訴
今年の春は温かくならずいつまでも寒いと思っていたら7月になっても暑さを感じなく寒くてたまらない。
昼間でもエアコンも付けず長袖のフリースが手放せなく、特に夜は寒くて寝られない程である。
去年までは夫婦で畑仕事をしていたが今年の1月に夫が病気で突然亡くなりショックのあまり何もする気が起きず畑も辞めてしまい食事の支度や掃除も体がだるくてやる気が出ない。
子供たちが毎日心配して来てくれるので元気な顔を見せようと努力するが寒くて何もする気になれない。
色んな病院に行ったが特に異常はないと言われ心配した息子さんに連れられて来院された。
- 施術
ご主人を亡くされてからふさぎ込むことが多くほとんど外出しなくなったため体力は落ちている。
自律神経のバランスが崩れたせいで体温調節が上手く出来なくなったので暑い日でも寒く感じるようです。
身体に触れてみると手足も背中も特に冷たい感じは無く、ネックウォーマーを巻いていた首元は少し汗ばんでいた。
【通院回数】11回
【通院間隔】5~10日の1回
【治療】
自覚症状は無かったが首や肩のコリが強く姿勢が前かがみで猫背気味のため背骨に歪みと硬さが目立つ。背面の緊張を緩め身体全体の循環を上げることを優先にお灸中心の治療を行った。
手足の鍼とお腹と仙骨の塩灸・手足の指先のお灸を行う。
治療後は体が暖かくなり少し汗もかいていたが4回目まで身体が暖かくなったという自覚症状はなかった。
5回目以降徐々に温かさを感じるようになり、最初は切っていた治療室のエアコンもかけたままで大丈夫な状態になりました。
- 治療後
暑さ寒さを周りの人と同じように感じるようになったため治療を終了しました。
- その他
最後の治療から1か月以上経ちますが元気になられまた畑仕事を再開されたようです。