- 来院
- 2021年 7月
- 患者
- 50代 男性
- 主訴
昨年お父さんが前立腺がんで亡くなり、妻の勧めもあって自分も前立腺の検査に行くと癌の心配はないが男性ホルモンが著しく減少していると言われた。
最近は朝起きるのがだるく感じており仕事に行かないとと思うほどに不安感があったのは男性ホルモンが減少していたからかと納得した。
そのことを医師に相談すると「男性更年期でしょうね」と言われ飲み薬を処方された。
不安感の原因もわかり薬も飲み始めたからと安心していたが不安感に加え体のだるさがひどくなり毎日頭痛が起こってきて現在は休職している。
早く職場に復帰したいと思い鍼灸を選択した。
- 施術
【通院回数】10回
【通院間隔】週に1回~月に1回
来院時の症状は、頭痛・だるさ・不眠・不安感等あり、背中の張りと足の冷えがみられました。
自律神経のバランスを整えることを中心にその時の身体症状で気になる緊張も取り除きました。
背中の緊張が緩み睡眠が少しづつ取れるようになったところで足先の冷えが無くなりました。
最初の1か月は週に1度の施術でその後は少しづつ間隔を開けていき現在は月に1度になりました。
- 治療後
朝のだるさや不安感は完全に無くなったわけではありませんが仕事に復帰しました。
薬の服薬と病院の受診は継続しています。
鍼灸治療は月に1度を目安に併用していきます。
- その他
男性ホルモンが減少していると聞いた途端体に不調を感じる方は多いように思います。
原因をしっかり聞いてそれに合った病院や薬で治療することはとても大切ですが男性ホルモンが減少したという言葉に大きくショックを受けてしまう方が多いです。
がん検診も大切ですし、がんの心配がないなら病院や鍼灸で治療も可能ですので早めの受診をお勧めします。