- 来院
- 2021年 2月
- 患者
- 50代 女性
- 主訴
2年前に閉経した。
閉経の1年前あたりから気分のムラが激しくなり仕事に集中できないことがあった。
イライラと落ち込みを繰り返す頻度が徐々に増えてきて1年ほど前の朝仕事に出かけられなくなり1週間お休みし、上司に勧められ病院に行くと更年期障害だと言われ体に貼るホルモン剤を処方されたが症状は変わらず半年後に休職した。
休職中に別の婦人科も受診したり、大きな大学病院で脳のMRIも撮ったが同じ診断でした。
早く復職したいので良いと言われた病院や整体は探して行っている。
- 施術
ホットフラッシュと呼ばれる症状もあり気温に関係なく突然汗が出てその後寒くなる。
手足とお腹は冷たく頭は熱い状態でした。
お腹は冷たいだけでなく硬い部分や肌に色がくすんでいる部分など多くありお腹の状態の改善を1番に考えました。
夜に動悸がし呼吸が浅くうまく眠れないようです。
体力が低下していたため体に負担が少ないよう刺激量は最小に心がけました。
【3回目の治療】後辺りから背中が軽くなり夜も長く眠れるようになった。
動悸が起こる回数は減ったがまだ不安である。
汗は2回目の治療後から出ていない。
【7回目の治療】の2日後
体調がとても良いため病院に行き復職したいと相談するがまだ無理と言われ落ち込みまた体調が悪くなったと連絡が入った。
5回目以降の治療では体の代謝を上げるためお灸中心の治療をした。
朝の体温が36度台になったと喜ばれていた。
【治療12回目】
病院でも復職してみましょうと言われ来月から復職されます。- 治療後
復職したばかりですが体調も大きく崩れず仕事に行かれています。
しばらくは治療も継続します。
- その他
会社ではいわゆる中間管理職でストレスもあり営業職のため同期もライバル意識があり心から打ち解けて相談する相手がいなかったことが1番つらかったと当時を振り返っておっしゃってました。
悩みを相談するまではいかなくとも心許せる人が近くに居なかったのが症状が長引いた原因ではとご自分で分析していました。