はりきゅう処 群青

症例紹介

腕を動かすと背中が痛い

来院
2018年 8月
患者
70代 女性
主訴

1週間前から肩こりがひどくなりストレッチしたり家族に揉んでもらってごまかしていたら昨日から右の背中が痛くなった。

車の運転時腕を動かすときが1番痛みを感じ息を吸っても痛い。

近所の内科に行くと肋膜炎か肋骨にヒビが入っているかもとレントゲンを撮るも異常なしで、痛み止めとシップを処方されたが改善が見られなかった。

以前他の症状で治療を受けた当院に相談いただいた。

施術

座った姿勢で右肩が挙がり頭が左に傾いている。

首を右に倒しても左に倒しても右の肩から背中にかけて痛いため背中を確認すると緊張している箇所があり対応する手の甲と膝のつぼに鍼をすると首の可動域が大きく広がりました。

背中の痛みは半分くらいになるがその分肩の痛みが気になるようになった。

肩周りを触診すると肩と首の上部に緊張している箇所があり対応するふくらはぎに鍼をすると肩の痛みが軽減しました。

背中の痛みが10→2になった。

【治療2回目】~10日後~
背中と肩の痛みは楽になってきたが痛みが下に下がってきたようで今日は腰が痛い。

背部を確認すると腰の張りはあまりなく前回と同じ背中が少し張っている。

背中が楽になったので腰に痛みを感じだしたのだと思い背中を緩めるよう前回と同様の治療をしました。

動いて確認すると腰の痛みは無く背中もほとんど痛みを感じないとのことで、治療を終了しました。。

 

治療後

肩こりを放っておいたために動きが制限され痛みが下へと広がっていった症例でした。

座った時の方の高さが違うのも日頃の癖ですのでバランスよく座ったり立ったりできるようストレッチをご案内しました。

その他

1番痛かった症状が軽減されてくると2番目に痛かったところが1番に昇格してしまうことはよくある事です。

触診をしっかりして体の反応をよく見るのはとても大切だと改めて実感させてもらった良い症例でした。

閉じる