- 来院
- 2018年5月
- 患者
- 70代 女性
- 主訴
2年前から朝起きると左の股関節が痛くすぐには起き上がれないので軽いストレッチや体操をしてから起き上がり、動いていると痛みは無くなる。
同様に腰もどこが痛いと限定できず全体が何となく痛く股関節と同じタイミングで朝起きた時が痛く動くと痛くなくなる。
- 施術
股関節周りや下肢の筋力と関節の可動域の検査をすると右の大腰筋の力か著しく弱かったため、整体法で大腰筋の導引をしました。
仰向けに寝た時に右のつま先が外側に大きく倒れていたのが左と同じくらいに戻り、筋力もアップしました。
股関節の痛みと腰の痛みは原因が同じではないかと思い、右のスネと手の甲に鍼をすると股関節と腰の痛みがなくなりました。
- 治療後
歩いていただくと足の運びが軽くなったとの事でした。
右のスネの外側の筋肉が左に比べ極端に弱かったため毎日できる運動をお伝えして終了しました。
- その他
左側の痛みの原因が右側の筋力の弱さにあった症例です。
痛い方ばかりに注目せず原因が反対側の弱さにあったことをしっかり検査することで見つけられたので早く改善しました。
体の使い方の癖がバランスを悪くしていることは多くあります。
適切なストレッチや体操の重要性を感じた症例でした。