はりきゅう処 群青

症例紹介

お尻から太ももにかけて痛みと痺れがある

来院
2018年 12月
患者
50代 女性
主訴

仕事は立ち仕事で軽作業であり、両親の介護をしているため腰は常に痛い。

介護をしていない時は週に2回ヨガに通い肩こりも腰痛も特になかったがヨガに行かなくなってから腰の痛みとストレスからか夜眠れない日がある。

立っているとき右のお尻に痛みと右太もも横にジーンとした痺れを感じる。

しゃがむと痛みが少し増えるが、立ち上がる時の方がより痛い。

昨夜自分流にストレッチをしたが余計に痛くなった。

 

施術

お尻の痛みと太ももの痺れは背骨の緊張からきていると思い触診すると腰の背骨に緊張した場所が2カ所あり鍼をして緩めた。

しゃがむと立ち上がる動作で痛みが増すことから股関節にも原因があるのではと思いひざに鍼をして動きを確認するとお尻の痛みは無くなり、太もも横の痛みが後ろ側に移ったと言われる。

腰に1本鍼をして太もも後ろの痛みが無くなった。

睡眠の質を上げる目的で頭とふくらはぎに鍼とお腹に塩灸をして終了した。

治療後

寝つきが良くなり眠れない日が減ったようです。

その他

痛みに対する鍼をして確認していただくと「痛みが移動した」と言われる方が多いです。

今あり痛みが移ったのではなく、1番痛かったところが無くなると2番目に痛かったところが1番になったという現象です。

強い痛みがあるとその他の痛みを感じにくくなり、痛くなかったところが痛くなったと思いがちです。

最初の痛みの強さをよく観察しておくのが大切だと思います。

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