症例紹介

寝る時に仰向け（上向き）に寝ると仙骨が痛い。

うつ伏せや横向きに寝ても痛みは無い。

毎晩、寝入る時に痛みや違和感があり寝付くまでに時間がかかり、目覚めて起き上がろうとするときも仙骨が痛い。

立ち姿で前屈時にも痛みがあるが後屈は大丈夫である。

仕事はデスクワークでパソコン画面を2枚見ている（正面と真横）。

パソコン操作時の肩が上がり肩甲骨に負担をかけているのが原因の1つだと思い肩甲骨周りを触診すると緊張している場所があり鍼をして緩めた。

前屈するときに上手く脚に体重が乗れないのも原因だと思いひざ下の脚の関節周りを調整するように鍼をした。

前屈時の痛みは無くなり仰向けに寝た時の痛みも半分以下になった。

足先の開きに違いが大きかったため股関節の調整をする目的で足の甲に鍼をすると仰向け時の仙骨の痛みが無くなった。

硬さが残っていた大腰筋と肩甲骨のストレッチをして治療を終了した。

仙骨と腰の動きの悪さや痛みの治療のみをしたが、腕が動かしやすくなり肩こりもスッキリしたようです。

身体は動きのバランスが大切で痛む場所だけに原因があるとも限りません。

動かしにくくなっているから痛みが出ていると考え、動きの悪くなっている原因を見つけ痛い場所以外に鍼治療をすることが多いです。