- 来院
- 2018年 10月
- 患者
- 30代 女性
- 主訴
今年の春に出産した。
母乳で育てているが、授乳中に手首の痛さを感じだした。
授乳は床に横座りになり抱っこした形でしているが手首の痛みが強くなってきて授乳していない時も痛い。
子供も成長してきて抱っこするとき腰に痛みがある。
- 施術
右親指側を上にして手を伸ばし上下に動かすと親指の付け根から手首にかけて痛みが強くなる。
物を持ち上げたりビンの蓋をひねる動作でも痛みが出る。
座った状態での抱っこが多いため背中の張りが強くなり肩甲骨も動かなくなったのが痛くなった原因だと思い背骨と肩甲骨周りを触診すると右側に特徴的な硬さがあり鍼をしました。
鍼をした状態で手首を動かすと徐々に痛みが無くなり親指の付け根1点だけ痛みが残りました。
腰痛との関係も考慮して仙骨と股関節を確認すると仙骨に緊張がみられそこに鍼をすると親指の痛みと腰の痛みが同時に無くなったため終了としました。
- 治療後
授乳中の姿勢が負担を大きくしていたのでお持ちのスリングで抱き方の練習をしました。
- その他
産後に良くみられる手首の痛みの原因は背中にあることが多いです。
その為、いくら手首をマッサージしたりシップを貼っても改善しないケースが多いです。
いつもしている姿勢や動きに原因が隠されていますので1度ご自分の動きをチェックしてみて下さい。