- 来院
- 2018年 7月
- 患者
- 10代 女性
- 主訴
10年前から関節(手首・足首・手指)が腫れて痛みが出る。
主に冬場の寒いときが多い。
自己免疫疾患との診断があり投薬治療を受けている。
成長するにつれて腫れも少なくなってきており生活に支障が出ることはほぼない。
鍼に興味があり1度体験したくて来院された。
- 施術
右手の示指(人差し指)の第2関節に少し腫れが見られ赤黒く変色しており熱感もある。
曲げると痛みとこわばりを感じ半分ほどしか曲げられない。
右手の中指にも少し違和感があるが曲げて握りこむことはできる。
関節に熱感があるため炎症を抑える目的で手のツボに鍼をしました。この段階では特に変化なし。
背中を確認すると背骨の周りに特徴的な緊張が見られそこに鍼をして10分置鍼しました。
置鍼中に指を動かしてもらうと動きの幅が大きくなり痛みが無くなった。
次に肩甲骨の周りを確認し緊張してるカ所に鍼をすると違和感はあるものの指をしっかり握りこむことができたので治療を終了した。
- 治療後
その後、指の腫れも引いて痛みもないようです。
夏場で痛みもひどくなかったため1回で改善しました。
- その他
指の痛みは自己免疫疾患の症状ではあるものの右手にばかり症状が出ているのは体の負担が右にばかり偏っている為と考え指以外の場所に原因を探したのが上手くいった症例です。
学生のため椅子に座ってる時間が長く姿勢が悪くなり背中の緊張を引き起こしていたようです。