はりきゅう処 群青

症例紹介

閉経したころから始まった股関節の痛み

来院
2018年5月
患者
50代 女性
主訴

2年前に閉経をむかえその頃から股関節に違和感を感じだし最近では特に左の股関節が痛い。

病院を受診すると閉経するとカルシウムが減少するので骨粗鬆症になりやすいから軽い運動とカルシウムを多く摂るように言われた。痛み止めを処方されて服用しているがあまり変化を感じないためネットで検索され来院された。

 

 

施術

立ち姿を見てみると左の肩が下がり重心が左に傾いている。
仕事で左に傾きのぞき込むような姿勢を取ることが多いためいつもそういう姿勢になっているようです。

動作痛ではしゃがむ時に痛みが出るので足の甲に鍼をするとしゃがむ時の痛みが半分になりました。

座ってもらうと左のお尻から太ももの裏にかけて軽い痺れがあり背中と腰に鍼をすると痺れは無くなりました。

【治療2回目】~1週間後~
職場の同僚に歩いてる姿勢が良くなったと言われ、自分でも足が上がりやすくなったと言われました。

前回と同様の治療をすると、股関節の痛みはしゃがむ時はほとんど感じないがあぐらをかくと引っかかる箇所があるとのことでふくらはぎに鍼をするとあぐらも楽にできるようになりました。

【治療3回目】~1週間後~
痛みはほぼなくなった。前回と同様の治療をして終了しました。

 

治療後

仕事中の姿勢が股関節や腰に負担をかけやすくなっていました。

足の痺れはかなり前からあったようですので、痛みがひどくならない内に受診していただくようにご案内しています。

その他

今回の症例は特に骨密度には問題が無かったですが、閉経後は骨粗鬆症になりがちです。

骨密度を上げるためには、カルシウムをしっかり摂るのはもちろん大切ですが、摂ったカルシウムを骨として定着させるためには紫外線に当たりビタミンDを一緒に摂取し軽い刺激を骨に与えることが必要です。

猛暑の夏は危険ですが、外での軽いウォーキングは骨粗しょう症予防にはとても有効です。

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