はりきゅう処 群青

症例紹介

緊張するとお腹が痛くなる

来院
2018年4月
患者
20代 男性
主訴

子供の頃からいつもと違うことが苦手で運動会や遠足またテストの前には必ずお腹が痛くなり常に行事には参加できなかった。

特に病院には行かずそんなものだと思って過ごしていた。

社会人になりお腹の痛くなる頻度が増え、朝仕事に行く前や、会議中に必ずお腹が痛く下痢になる。

常に毎日下痢になっていたが最近は下痢の後便秘も繰り返すようになった。

病院を受診すると「過敏性腸症候群」と診断された。お酒を飲まないようにしなさいと言われ薬を処方されたが特に改善しないため、ネットで検索して来院された。

施術

お腹を触ってみると硬く緊張している場所があり、そこに対応している足と手のツボに鍼をするとお腹の緊張が取れました。

お腹が痛くなると同時に腰も痛くなることがあるとのことでスネに鍼をして腰にビワの葉温灸をすると腰の痛みは無くなったとのことで治療を終了しました。

【治療2回目】~1か月後~
毎日繰り返していた下痢は回数が半分ほどに減っていましたので、前回と同様の治療をしました。

【治療3~5回目】~1週間後~
1週間おきに同様の治療を繰り返し5回目の時に、お酒を飲んだ後以外は下痢をしていないとのことで治療を終了しました。

治療後

鍼で過敏性腸症候群の治療ができるとは思っておられず来院された後も半信半疑だったようです。

1カ月たって下痢の回数が減ったことに気付きその後は毎週来院してくださいました。

1回の治療では完治しませんでしたがその後効果を実感され続けて治療していただけたので良い効果が出ました。

その後も順調ですが仕事のプレッシャーが大きいときはお腹が緩くなりがちで月に1度予防のため来院されています。

その他

お腹の症状に鍼はとても効果がありますが、その実態を知られていないのが残念です。

お腹に直接鍼をすることは殆どないので安心して受診いただきたいです。

閉じる