- 来院
- 2018年6月
- 患者
- 70代 女性
- 主訴
1年ほど前に軽い脳梗塞を起こした。リハビリをして通常の生活は普通に過ごせるようになり後遺症もないように思っていたが1カ月ほど前から急に歩くと膝がガクガクするようになり真っすぐに歩けなくなり怖くて出掛けられなくなった。
当院に来られてる娘さんが歩く姿がおかしく後遺症が残っているのではないかと心配され来院されました。
- 施術
歩く姿を確認すると左足に体重を乗せると不安定になるため右に傾いて歩いている。
左足に原因があるのではと確認すると、左ひざが腫れており少し熱感があった。
左足に体重を乗せていただくと膝に痛みがあり足を持ち上げることが難しいと言われました。
腰も痛くなり歩くのが怖くなり歩いてなかったようでした。
左膝の炎症を取るために左のお尻と手の甲に鍼をして置鍼すると腫れて赤くなっていた左膝に少ししわが寄ってきました。
腰の痛みを取るため足の甲とお尻に鍼をすると丸くなっていた腰が伸びて真っすぐに背中を伸ばして立つことが出来ました。
歩いていただくと膝と腰の痛みは少し残っているが真っすぐに歩くことが出来ましたので終了しました
3週間後、膝の痛みはほぼ無くなり外出もできるようになった。腰は長い時間立っていると重だるくなるとのことで首とふくらはぎに鍼をして左膝と腰にお灸をして終了しました。
- 治療後
膝の痛みは全く無くなり歩く時の不安は無くなりました。
腰の痛みは減ってはきていますが台所に立っていると痛くなることもあるようですので治療を継続していきます。
自宅でお灸を毎日してくださっています。
- その他
娘さんがお母さんの歩く姿を見て麻痺が出たのではないかと心配になって来院されましたが膝と腰の痛みのため歩くのが怖かったようでした。
膝の炎症が起こった場合は病院で水を抜いたりヒアルロン酸を注入したりすることが多いと思います。
鍼治療では直接膝の関節の中に鍼を刺すことはしませんが炎症を抑え痛みを無くすことが出来ます。
困っていらっしゃる方是非1度ご相談いただけたらと思います。