はりきゅう処 群青

症例紹介

悲しいことがあり眠れない

来院
2018年6月
患者
50代 女性
主訴

家族同然の猫が亡くなり、それ以降食欲がなく食べようと思えば食べれるがその気にならない。

夜寝る前に色々と考えてしまい寝つきが悪く夜中に何度も目が覚めて寝た気がしない。

睡眠不足が続くと頭も重たくなり余計にやる気が出ない。

施術

肩こりの自覚はありませんでしたが肩甲骨周りが硬くなっており緩めるために足首に鍼をしました。硬くなってる部分は緩みましたがご本人の自覚は変わりませんでした。

食べることはできるようで,食べたものを戻したりまた下したりすることもなく胃の痛みも感じていないので、食べれない理由はのどにあるのではと思いのどを開き飲み込みやすいように頭と背中に鍼をすると呼吸が楽になったと言われました。

気持ちが楽になったと言われたので治療を終了しました。

1週間後に食欲は出てきて以前よりは目が覚める回数は減ったとのことで同様の治療をしました。

1週間おきに同様の治療を2回繰り返したまには眠れない日もあるがほとんど眠れるようになったとのことで治療を終了しました。

 

治療後

自覚症状が無くても背中が張っているとベッドとの接地面が居心地悪く眠りにくくなってしまうことがあります。

肩甲骨と鎖骨は呼吸するときに連動して動くのでどちらかがコリによって動かなくなると呼吸が浅くなり不安感が大きくなるように思います。

悲しい出来事も自分一人で考え込まずに色々お話してくださったことも眠れるようになった理由の1つだと思います。

その他

色んな理由で、また理由はないのに眠れない悩みを抱えてる方は大勢いらっしゃいます。

交感神経優位になりがちな時代ですので鍼で副交感神経優位にしてあげると気持ちよい眠りにつくことが出来ます。

閉じる